IKEAのインテリアデザイナーに聞く! ベランダ/バルコニーライフのすすめ[第2回]

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奥行き(幅)のないバルコニーでも大丈夫

 ベランダ/バルコニーの広さは、間取りによってさまざまですが、一般的なマンションタイプの間取りや比較的小さめな戸建て住宅では、ベランダ/バルコニーの奥行きが1メートル程度というお宅が多いのでは?
「カフェのように、まったりくつろげるスペースに憧れるけど、うちのバルコニーだと狭くて無理かも……」そんな風に思っていらっしゃるかもしれません。

「そんな方におすすめなのが折り畳み式のテーブル&チェアです。もともとコンパクトなサイズなので、小さめのバルコニーでもそれほど圧迫感がなく、折り畳めば省スペースで場所をとらないので、使わないときは隅に置いておくことができます。洗濯物を干したりする際にも便利です」(小佐井さん)

 床のパネルとインテリアのトーンを統一することで、全体的にすっきりとして見えるので奥行きの狭さを感じさせませんね。

リビングとの一体感で広い空間を演出

 同じように小さめのベランダ/バルコニーでも見せ方次第で印象がガラリ変わります。こちらは賃貸物件によくある間取りを意識したコーディネート。ダイニングからつながるバルコニーに、室内と同系色の白を基調としたインテリアを合わせて清潔感のある印象に。室内からも楽しめる観葉植物のグリーンも効果的です。
「室内のインテリアや床とトーンを合わせるせることで、リビングやダイニングとバルコニーが大きな一部屋ように見え、広い空間を演出することができます。また、室内のフロアとバルコニーの床をフラットにすると、より効果的です。さらに、インテリア同士の高さも意識するとぐっと一体感が増します」(小佐井さん)

 バルコニーのフェンスには目隠しとして、防水のカーテンを使用。巻き付けられた間接照明がかわいいアクセントに。イスは重ねて仕舞うことができるスタッキング式なので場所をとらず、複数人にも対応できます。また、屋外用の収納インテリアでお部屋全体の収納力もアップでき一石二鳥と、インテリア使いにも細かなアイデアがいっぱいです。

ペットや子どもの遊び場にも◎

 手軽にアウトドア気分を味わいたいけれど、公園に行くほどでもない。そんなときこそ、自分だけの小さな箱庭としてベランダ/バルコニーを活用したいものです。
 植物を育てるガーデニングスペースとしてはもちろんですが、コーディネート次第で、ちょっとしたエクササイズやヨガなどが楽しめるアクティブスペースにも早変わり! 特に小さなお子様やペットのいるご家庭では一緒に遊んだり、くつろいだりできる空間があると重宝するのではないでしょうか。
「パネルの代わりに人口芝を敷くという選択肢もあります。もちろんウッドパネルなどと組み合せてもOKです。自由にくつろげるスペースを確保するために、あえてインテリアや余計なものを置かないのも一つの手。屋外用のクッションや低めのスツール※などで高さを抑えると目線が下げることで圧迫感が減り、空間がより広く感じられるのでリラックス効果も高まります」(小佐井さん)

※注)お子様が使用する場合は落下防止のため、お子様が登れるようなインテリアをバルコニー腰壁側(フェンス側)に置かないようご注意ください。

ポイントは「室内とのバランス」

今回ご紹介したコーディネートのポイントをおさらいしましょう。
 ◎ 室内とベランダ・バルコニーのインテリアのトーンを合わせる
  ※室内からの見え方を意識すると、一体感あるいはメリハリを出しやすい
 ◎室内とベランダ・バルコニーのフロアやインテリアの高さを合わせる
 ◎折り畳み式やスタッキングできるテーブル&チェアで省スペースに
 ◎使う目的・スタイルに併せてフロアをチョイス(組み合せもOK)
 ◎インテリアの高さを抑えると開放感がアップ

 これらのことを意識しながら、ぜひ自分好みのベランダ/バルコニーづくりに挑戦してみてください。そのほかにも、時間帯や季節に合わせてインテリアや小物、照明などを上手に取り入れることで、より快適かつムードのある空間が演出できます。
 次回は、季節に合わせたコーディネートのアイデアやヒント、おすすめインテリアや小物、アウトドアグッズをご紹介します。

お話を伺った人

小佐井彩さん

イケア・ジャパン株式会社
Communication & Interior Design Manager

リクシルオーナーズクラブ(年会費無料)