自宅の隠れた“自由空間”を楽しもう！

　あなたにとって、ご自宅のベランダ／バルコニーは“どんな場所”ですか？
　そう聞かれたとき、多くの方は「洗濯物を干す場所でしょ」と答えるのではないでしょうか。実際、ベランダ／バルコニーの使用用途として、「洗濯物を干す」と考える人が7割以上（75.3%）と圧倒的に多いようです。その他に「ガーデニング」（25.2%）、「収納」（16.5%）、「ゴミを置く」（11.5%）などが続きますが、いずれも比較的少数です。
　また、ベランダ／バルコニーの活用度合いに関しても「活用出来ている」という人は2割程度。つまり残り8割の人は、十分に活用出来ているとは言い難い状況です。
　日本の住宅の約9割にはベランダ／バルコニーがあるといわれています。にもかかわらず、あまり活用されていないのは、非常にもったいない気がします。

　パネルを敷くだけなら、すぐにでもできそうなので早速やってみたいところですが、その前に確認しておきたいことや気をつけるべきことがあるようです。
「ひとつはパネルを敷く際に、側溝など排水のための機能を塞いでいないか、注意することです。また、マンションやアパートなどの集合住宅の場合、バルコニーが避難経路になっていることもあるため、避難はしごなどが設置されている場合は、それを塞がないようにすることも重要です」（小佐井さん）

　ベランダ／バルコニーはあくまで屋外であり、集合住宅の場合は「専有部分」ではなく階段などと同様に「共有部分」とされています。そのため、上記以外にも一般的に以下のようなことに注意が必要となります。
【通常禁止とされているもの】
　◎避難経路の妨げになる大型の構造物（倉庫・サンルームなど）
　◎階下や階上にはみ出すような大型の観葉植物、多量の土砂を含んだ花壇
　◎強風などで飛散したり落下したりする可能性があるもの　など

　これらの基本的な注意点に加え、お住まいのマンションによっては規約や細則が定められている場合があるので事前にチェックをお忘れなく！　安全でトラブルの無いベランダ／バルコニーライフを楽しみましょう。