住まいを〝自分色″にするエクステリア120%活用術[第3回]

戸建て用宅配ボックスはIoTの時代に!

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「LIXIL東京エクステリアショールーム」では、宅配ボックスの展示も充実しています。中でも注目は、スマートフォンと連携し、荷物のお届け時に解錠できる「スマート宅配ポスト」。その機能に迫ります。

LIXILの宅配ボックスはデザインも機能もさまざま。向かって右の据置タイプは、玄関ポーチなどにも簡単に取り付けることができます。玄関まわりをすっきりさせたいなら、表札・ポスト・インターホンを組み込んだオールインワンタイプがお薦めです。

 あらゆるモノがネットでサクサク注文できる便利な時代。なのに、いまだに不便さがつきまとうのが宅配便の受け取りです。
不在宅通知を受け取ったら再配達の連絡をして、指定した時間はひたすら家で待機。
「手続きの面倒くささと時間のムダをどうにかしたい!」
そう思っている人は多いのでは?

「だったら、宅配ボックスがお薦めですよ」と、LIXILエクステリア事業部の田中政幸さんは言います。

 留守中も宅配便の受け取りができる宅配ボックスといえば、マンションではお馴染みの住宅設備ですが、実は一戸建てでも簡単に設置できるのだとか。
「かつて一戸建てでの普及率は1%程度でしたが、最近はすごい勢いで伸びています。新築時に設置するケースだけでなく、今、住んでいる家に新たに取り付けるご家庭も多いんですよ」

 そう言って案内してくれたのが、LIXIL東京エクステリアショールームに設けられた戸建て用の宅配ボックスコーナー。真四角の据置型、2本の脚が伸びるポール型、表札・ポスト・インターホンとの一体型などがズラリと並んでいます。

複数荷受け・集荷依頼も可能な
スマートフォン連携の宅配ボックス

最先端の機能を搭載したスマート宅配ポストは、すっきりとしたモダンなデザインもスマート。

 田中さんによれば、これらは機能も異なるそうで、最新鋭は“スマート宅配ポスト”。先端のIoT技術が導入されているのだとか。
「この宅配ボックスはスマートフォンと連携していて、荷物が届くと通知が入るだけでなく、外出先から解鍵操作できるのがポイント。これによって複数の荷物を受け取ることができます。これは他社の宅配ボックスにはない、LIXILだけの機能なんです」

 ネットショッピングをふだんから活用していると、同じ日に別々のところから荷物が届くことはよくありますが、全部まとめて受け取れるのは確かに大助かりです。

外扉を開くと上部にタッチ式の操作パネルが出現。荷物を取り出すときには暗証番号を入力します。パネルの下がポストの取り出し口に。

 では、どのようにして複数の荷物の受け取るのでしょう。
「1つめの荷物は、宅配業者がタッチパネルを操作するだけで荷物を入れられますが、2つめからはスマホに呼び出しが入り、ユーザーの方がご自身で解鍵操作を行うようになります。このときカメラ機能を使えば宅配業者の顔を見ながら会話ができ、投函するところまで見守れる。だから、盗難の心配もないんですよ」

 ボックス内部は、2リットルのペットボトル6本を入れたケースが2箱入るほどの大容量。荷物の大きさによっては、3つでも4つでも受け取ることができるというわけです。

ボックスの内部は幅330ミリ×奥行340ミリ×高さ460ミリとワイド。大きな荷物の受け取りも可能です。

宅配スタッフが受領印を押せるよう、扉の内側には印鑑ホルダーを搭載。

 さらに、このスマート宅配ポストは、荷物の発送までできる点でも画期的。スマートフォンで宅配業者に集荷依頼をしたら、あとはボックス内に荷物を入れておくだけ。業者が集荷の際に解錠するための暗証番号は4000通り以上でセキュリティも万全。いつでも気軽に荷物を送ることができて、荷物を持ち運ぶ手間も省けるなんて夢のようです。

 外出中はもちろんのこと、ちょっと手が離せないというときにも頼りになる宅配ボックス。これからの暮らしに欠かせないアイテムになっていく予感がします。

案内役

田中政幸さん

LIXIL エクステリア事業部 販売企画室所属。エクステリアに携わって25年というエキスパートだ。

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