【第1回】春から始める「ハーブとの生活」

初心者でも育てやすい! 苗から栽培するバジルとパセリ

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初心者におすすめなのはバジルとパセリ

 お料理やハーブティーに使うだけではなく、その香りが部屋に満ちることで、リラックスもできるハーブ。食べたり、お風呂に入れたり、さまざまな使い方が楽しめます。また、ハーブの一種であるパセリ・ローズマリー・セージ・タイムなどは、日常的に摂ると病気になりにくいと昔から言い伝えられ、抗菌作用や整腸作用など、薬効についても研究されています。

 そんなハーブは、3月になると、ホームセンターや園芸店、花屋さんに苗が出回り始めます。まずは、育てやすいハーブを苗から育ててみましょう。

 初心者におすすめなのは、バジルとイタリアンパセリです。根がしっかり張っているので、プランターなどに植え替えれば簡単に育てることができます。苗はどちらもひと株100円~200円くらい。2~3株あれば1シーズン楽しめます。

苗をプランターに植えましょう

(上)プランター、土、鉢底石、ネット、移植ゴテ、じょうろを用意
(下)水はけを良くするため、土の下に鉢底石を敷く 
写真◎坂井淳一

 ホームセンターなどで苗を買い、プランター(植木鉢)、野菜用と表示されている培養土、鉢底石、ネット、移植ゴテ、じょうろを用意します。

 あらかじめ、プランターにネット、その上に鉢底石を敷き、土を入れておきます。

 ハーブの苗は通常、「ポット」と呼ばれる黒いビニール製の容器に植えられています。ポットから苗を取り出すと、根が伸び、土と塊になって固まっているので、手で軽くもんだり、割り箸などで優しくほぐしてあげましょう。

 プランターの土は、移植ゴテで根が入るくらいの深さに掘ります。複数の苗を植えるときは、それぞれの苗が大きく伸びることを考えて間隔を取りましょう。ここに苗を置き、穴を掘った分の土をかぶせます。じょうろで水をたっぷりあげると、土は少し沈みます。その状態で土が足りないようなら少し足します。これで苗植えは終了。日当たりの良い場所に置いてあげましょう。

栽培から収穫まで

 苗を移植したばかりの時期は、一日に一回、しっかり水やりをしましょう。目安は水やりをして待ち、プランターの底から水が流れ出る程度です。根が定着してきたら、土の表面が乾いたときが水をあげるタイミングです。真夏に外に置いておくと、伸びたハーブがくたっとなることがありますが、たっぷり水をあげれば、1~2時間でピンと伸びます。

 室内で栽培する場合やあまりベランダなどを濡らしたくない場合は、水受け皿をプランターや鉢の下に置くと良いでしょう。

 培養土には腐葉土や堆肥などの栄養分が配合されています。肥料が過多だと枯れてしまったり、虫がつきやすくなることも。肥料は与えすぎず、元気がないときは米のとぎ汁を与える程度でOKです。

 また、葉が柔らかい小さい苗の時期と夏場は虫害にも注意。アブラムシが付いたときは、牛乳を薄めた水をスプレーすると効果があります。日頃の防虫は、木酢液を薄めた水をスプレーするという手もあります。

 ある程度苗が大きくなったら、収穫をしてみましょう。ハーブにストレスを与えないように、はさみで切るのがおすすめです。バジルの場合、葉の根元に二枚一対の小さい芽が付いています。ここから次の枝が伸びてくるので、この部分は残しておきましょう。

バジルはイタリアンなどさまざまな料理に

バジルをたっぷり使ったイタリアの前菜「カプレーゼ」

 フレッシュで甘やかな香りが特徴のバジル。この香りには、心や体の疲れを取り、リラックス効果があると言われています。香りの成分は何種類もあり、アネトール、リナロール、オイゲノールなど、腹痛や頭痛などの鎮静効果やホルモンの調整作用もあると言われています。

 バジルは日差しに強い植物ですが、直射日光に当てすぎると葉が固くなってします。柔らかい葉がほしいなら、日陰や日の当たる時間が短い場所に置いておくのがいいでしょう。また、真夏になると、花芽ができてきます。花が開くとバジルは一気に葉が固くなるので、毎日の水やりや収穫のときに観察して、花芽があったらその場で指で摘んでしまいましょう。

 イタリア料理をはじめ、さまざまな料理に使えるバジル。フレッシュさを味わうなら、カプレーゼです。トマトを切り、かるく塩をしたものに、バルサミコヴィネガー、オリーブオイル、モッツァレラチーズとたっぷりのバジルの葉を加え、和えるだけです。

 秋になったら、固くなった葉をすべて収穫してバジルペーストに。パルミジャーノレッジャーノ(パルメザンチーズ)、ニンニク、松の実、塩、オリーブオイルとミキサーにかけるだけで完成します。煮沸殺菌をした広口瓶に入れて冷蔵保存したり、チャック付き保存袋で冷凍しておけば、パスタに和えたり、グリルした肉や魚のソースに使うなど、使いたいときに使えるのもいいですね。

毎日の料理が香り高くなるイタリアンパセリ

 パセリは香り高い普段使いのハーブの代表格です。栄養素も豊富で、βカロテン、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウム、カルシウム、鉄分などがバランスよく含まれています。βカロテンは抗酸化作用があり、動脈硬化や高血圧、脳梗塞、糖尿病といった生活習慣病の改善が期待できますし、体内に吸収されるとビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を強化する働きもあります。

 二年草のパセリは、春先に苗を植えると翌年の秋まで楽しめます。スーパーや八百屋さんで買うと1パックで数百円しますが、2~3株植えておけば、2年間楽しめるというわけです。柔らかい葉の部分だけを、例えば、市販のサラダミックスに混ぜ込んだだけで、香りも味もワンランク上のサラダになります。また、細かく刻んでパン粉に混ぜ込めば、香り高く栄養素も豊富な、肉や魚の衣として最適です。

 バジルもパセリも、初夏にかけてぐんぐん成長していきます。まずはこの2種類のハーブを取り入れることから始めてみましょう!

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