下駄箱が空っぽになった良い機会です。せっかくですから菌の発生しやすい下駄箱の中の除菌までしてしまいましょう。市販のエタノールをスプレーで吹き付けて消毒したあとは、扉を開けたままにして中をしっかりと乾燥させて下さい。
PH値の高いアルカリ電解水は汚れ落としと除菌が一度で済む上、2度拭きも不要なので汚れの少ない方は埃と砂を除去したあとにアルカリ電解水1本で掃除が完了します。お掃除が済んだら下駄箱を乾燥させている間に靴の整理を進めましょう。
靴は洋服に合わせるという前提で、ご自分のお洋服のカラーに合わせやすいベーシックカラーのものを先に考えてみましょう。基本は黒とベージュ。私が300軒以上のお宅の作業に入りとても強く感じているのは、ほとんどの方がこの2色の靴でお手持ちの洋服の8割以上を合わせられるのではないか?ということです。
どの女性も黒いパンプスはお持ちです。日本では特にあらたまった場面で必要とされるからでしょう。しかし本当に必要だからといって何足もなくでも良いのではないでしょうか?極論を申し上げますと、”モノ”の必要数は全て「1」です。「2」以上持つのは欲と不安からくるものです。ヒールの高さや太さの違い、甲の深さ、つま先の形状。足元まで毎日細かくチェックしている人なんていないでしょう。同じテイストで同じ色の靴を潔くカットしていくことで、収納もスリムになりますよ。
いよいよ収納ですが、靴収納グッズは残念ながら良い物はありません。グッズを使用していた分だけ棚板を追加して下さい。棚に戻す時には”人別収納”が鉄則!お父さんの靴の隙間がもったいないから、子供のビーチサンダルを横倒しにして…なんていうのはダメですよ。
小物は例えば”鍵”という種類でまとめても良いですし、誰の物かで玄関周りのものを仕分けても良いです。スプレー缶は物の種類ではありません。防水スプレーならばカッパなどと同じ雨の日のセット、靴の艶出しスプレーならば靴磨きのセットです。形状や高さに捉われないで下さい。スプレーは横に倒して収納すれば良いのですから。目的がはっきりしているものや頻度の低い靴(草履など)は、同じ目的のものと収納する方法も考えられます。風通しの良い気持ちの良い下駄箱を目指しましょう!
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