お風呂のソムリエ直伝!『バスリビング』

バスマットの選び方

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夜が長くなり、長風呂が楽しい季節になってきました。湯船に浸かって心と身体をリフレッシュ。

おすすめ入浴法は・・・

ぬるめのお湯に胸くらいまでゆっくりと浸かります。目を閉じて深く呼吸。浴室の明かりのかわりにキャンドルやバスライトを灯すと心に安らぎをあたえてくれます。

リラックスバスタイムのあと、浴室から出る第一歩を迎えてくれるのが、そうバスマット。

普段何気なく使っているバスマット。なぜバスマットを使うのか、そんな根本的なことを考えてみました。湯船からあがったら浴室で濡れた身体をタオルなどで拭きますよね。でも足元はどうでしょう。しっかり拭いていますか?「そんなにしっかりは拭いてないなー。」という大勢の人のためにバスマットは存在します。

もしも湯上りにバスマットがなかったら・・・床がビショビショ→その場所だけ床の色が変色→足跡とともに水滴が落ちる→カビがはえる→掃除が大変・・・という負のスパイラルに陥ってしまうでしょう。それを考えてみると、日常それほど意識していないバスマットも結構な仕事をするヤツなのですね。

●バスマットの種類●

【すべり止め付はアクリル製が多い】

裏側にすべり止めがついてるタイプのバスマットはたいていアクリルやナイロンなどの製品です。吸水・速乾にすぐれ、デザインも様々。抗菌加工が施されているものもあり、小さなお子さまやご高齢のご家族がいらっしゃる方におすすめです。 ただ、すべり止めがあることで洗濯後に乾きにくいということも。

【気軽にお洗濯したい派はタオル地を】

タオル地バスマットはすべり止めがついてないものが一般的で、バスタオルと同じように気軽にお洗濯できます。豊富なカラーバリエーションと織り方によってデザインされた模様と風合い、そして綿ならではの踏み心地が人気の秘訣です。 タオル地なので、基本的に乾燥機OK。これも嬉しいポイント。ご使用後はタオルハンガーなどに掛けて乾燥しておくとよいです。

タオルといえば今治タオルが有名ですが、もちろんバスマットも種類が豊富。タオルとシリーズを合わせればバスルームに統一感が生まれてスッキリしますよ。

【ここ数年人気な珪藻土バスマット】

水分をスーっと取り込み、あっという間に蒸発させてしまうので、2人目でもビチャっとしたあの不快な感じはありません。よく誤解をされる方がいらっしゃるのですが、洗わない手間は省けますが、汚れはどうしてもついてしまうのでメンテナンスは必要です。デメリットは割れやすいこと。

珪藻土バスマットのお手入れ

万が一端っこがかけてしまったとき・・・

【大きさの確認を忘れずに】

大きさはバスタオルで実際に使用する場所に敷いてだいたいの大きさを想定すると、購入後に「大きすぎた」「小さすぎた」などのガッカリ感を防ぐことができます。珪藻土バスマットはギフトとしても人気ですが、段差などがあると使用できないので事前に浴室前に床下収納があるか送り先の方にサラッと探りをいれてみてくださいね。

お風呂のソムリエ直伝!『バスリビング』

松永 武さん

お風呂のソムリエ。温泉入浴指導員。バスリエ株式会社 代表取締役。一般社団法人HOT JAPAN 代表理事。
2005年お風呂グッズの専門店開業。お風呂は洗う「場」ではなく「暮らす」空間として提唱しお風呂を通じて暮らしを豊かにするため「全人類!お風呂のソムリエ化計画」を遂行中。
また日本の風呂文化普及のため2015年一般社団法人HOT JAPAN設立。現在、日本独自の文化と言える「風呂」のユネスコ世界無形文化遺産登録を目指し活動中。

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