■サウナへ行く目的の「違い」■
日本人の多くは、お風呂の延長線でサウナを楽しむ方が多いと思われますが、ドイツや本場北欧では、サウナは赤ちゃんからお年寄りまで、気軽に楽しみながら入る、日本のお風呂のような身近な存在になっています。冬場は週1、2回、夏などはサマーハウス(避暑地の別荘など)のサウナに毎日のように入っているといいます。緑豊かで静かな湖畔に作られたログハウスのようなサウナ小屋から、裸のまま湖に飛び込み、カラダを冷やす、そんな写真や映像を目にした人も多いのではないでしょうか。
■入り方の「違い」■
足を温めることで発汗を促します。
最初に足浴するのがGOOD!
足を温めると血行が良くなり、血液が早くカラダの中を回るので、すぐに発汗を始めることができます。 つまり、カラダをサウナに順応できるようにするためのウォーミングアップをしておきましょう。
体が濡れた状態でサウナに入るのはNG!
日本のサウナの多くがお風呂場に併設されているため、お風呂に入って濡れたカラダのままサウナに入る人が多いようです。 熱いサウナ室の中では、発汗により体温調節をしているので、発汗しやすいようにはカラダは乾いた状態で入るほうがより効果が高いです。 また、カラダについた水滴がサウナのベンチを汚すことにもなります
サウナ室に入るといきなり上段に座るのはNG!
「頭寒足熱」が人間のカラダにとって心地良い状態。サウナ室の中の上部はかなり高温になっています。 そのため立ったまま、あるいはベンチに腰掛けていても、頭部が熱く、足元が冷えるという状態になりやすいです。カラダに均等に熱を与えるために、本来はベンチに横たわるのが正しい入り方。本場ヨーロッパのサウナには、ベンチに木の枕がついています。 しかし、日本の狭くて人口密度の高いサウナでは、横になると一人でかなりの面積を占有しそう。周りの人のひんしゅくを買わないためには、入るときになるべく頭を低くし、最初は下段のベンチに腰掛け、足はベンチに乗せるとよいでしょう。
■良いサウナを見分けるには■
正しいサウナの入り方サウナ施設に必要な最低条件とは・・・
1. 部屋の中でカラダを温められる環境がある。
2. 近くにカラダを冷やす環境がある。
3. 新鮮な空気、たとえば外気浴ができる。
4. カラダをゆっくり休めるところがある。
この4つの条件がそろって、はじめてサウナ浴と呼べるのです。
日本のサウナの多くは、室内が木製のベンチのひな壇になっていますが、そのベンチの下がすけているか、開いているものがいいです。板を張り込んでいるサウナはおすすめできません。 なぜなら、ベンチの下をおおってしまうことで、部屋がそれだけ狭くなり、室内の酸素の量が少なくなってしまうからです。ベンチの下も大切な酸素源なのです。酸欠状態のサウナの中で、さらに酸素の量を少なくしてしまうような構造はマイナスといえます。 サウナが好きな方、これからサウナに行ってみたいと思われる方、ぜひ参考になさってくださいね。
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