◆乾燥によるかさつき防止のためのアロマレシピ ◆
◎アロマレシピ
マンダリン×1滴
ラベンダー×2滴
ローズオットー×3滴
保湿とかさつきの回復を考えて、ローズオットーの総合的な美肌作用を中心に3、ラベンダーの皮膚回復作用を2、マンダリンの皮膚軟化作用を1、というブレンドにしました。
◎香りのイメージ
ローズのエレガントで芳醇な香りをベースに、ラベンダーの優しさと爽やかさ、マンダリンで柑橘類のフルーティさ、軽やかさをブレンドしました。幸福感の高い香りです。
~使用するエッセンシャルオイル(精油)について~
マンダリン
フルーティでやわらかな甘さを漂わせる香り。皮膚を軟化させる働きがあり、なめらかに整えてくれます。
ラベンダー
爽やかなハーバル調とソフトなフローラル調を融合したほのかに甘い香り。皮膚トラブルの回復をサポートします。緊張をときほぐし、心・体・感情・精神すべてのバランスをとってくれます。
ローズオットー
上品でエレガントな甘いフローラル調の香り。毛細血管の弾力を増し、肌を若返らせて元気にする効果があるということ。 そのため老化肌や乾燥肌、敏感肌に効果があるといわれています。他にも瘢痕形成作用という組織や細胞の再生を促進して回復を助ける作用もあるので、かさつきの回復をサポートしてくれます。
~体を温め、新陳代謝を高めましょう~
この季節は室内にいてもエアコンの影響などで乾燥しやすい季節です。 加齢によっても肌の水分保持機能が低下して、表面がめくれたように粉をふいたりかさついたりしてしまいます。 お風呂で身体全体を温め、血流を促し新陳代謝を高めることで自律神経を整え、肌本来の保湿能力をひきだしましょう。 かけ湯の後すぐに湯船に浸かるよりも、毛穴の汚れをサッと落としてから湯船に浸かった方が温浴効果を高めることができます。 ご家族がいらっしゃる場合は、汚れたお湯をパスしないよう、湯船に浸かる前に体の汚れを落として、次の人に気持ちよく入ってもらいましょう。
◆肌の保湿のためのアロマレシピ ◆
◎アロマレシピ
サンダルウッド×1滴
ラベンダー×2滴
ネロリ×3滴
どの精油も肌の調子を整え、保湿を促してくれる精油ですが、香りの強弱を考えて、繊細な香りのネロリを3、サンダルウッドの重めで落ち着いた香りを1、ラベンダーの爽やかさを2、というブレンドにしました。
◎香りのイメージ
優しく繊細で、かつ存在感のあるフローラル調の香りのネロリを多めに、甘く爽やかなラベンダーが加わり、落ちつたウッディ調のサンダルウッドをアクセントにした程よい調和の香りです。
~使用するエッセンシャルオイル(精油)について~
サンダルウッド
深くて甘いウッディ調の香り。白檀の香り。乾燥性の肌や、老化してきた肌の皮脂分泌を整え軟化させしてくれます。
ラベンダー
爽やかなハーバル調とソフトなフローラル調を融合したほのかに甘い香り。乾燥をはじめ、あらゆる肌のトラブルを改善させしてくれます。
ネロリ
ほんのり柑橘の香りとフローラルが合わさった繊細な香り。皮膚の新陳代謝を促し、シミやそばかす、色素沈着の改善などのアンチエイジングに向いている精油です。
~水分を肌に入れ込むだけではダメ~
スムーズなターンオーバー(古い皮膚と新しい皮膚との入れ替わり)には適度な新陳代謝と、お肌に水分や油分が十分に保持されていることが重要です。 日常で様々なダメージを受けてしまうこの季節、その日のうちにケアをすることが大切です。 肌が乾燥しているからといって、水分を入れ込もうとしても乾燥した肌はすんなり受け取ってくれません。 まずは皮膚をやわらかくすることで水分調整しやすい状態をつくりましょう。
人間の体は約60%が水分ですが、15~20%はタンパク質でできています。代謝や免疫力にもタンパク質が大きく影響します。 そのタンパク質細胞が傷ついた時に修復するのが「HSP(ヒートショックプロテイン)」です。 このHSP、熱を与えることで増加するので、お風呂から上がる直前にお湯の温度を少し上げると良いですよ。
アロマ入浴の楽しみ方
アロマ入浴は植物など自然の香りの力を借りたアロマセラピー(自然療法)を取り入れた入浴法です。 お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを直接バスタブの中に落し、よくかき混ぜてください。入浴する直前に入れると、湯けむりと共に香りが室内に広がります。 入浴時間はお好みでどうぞ。
~上級編~
お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを約40gの重曹と混ぜます。 浸かる直前にお湯に溶かしよく混ぜながらお湯に浸かります。 重曹による効果でお湯がしっとりなめらかになります。(重曹成分の入った温泉は「美人の湯」と呼ばれています)
【ご注意】
・お風呂でエッセンシャルオイル(精油)を使う場合、レシピ以上の滴数を使わないようにしてください。お肌への刺激が強すぎることがあります。(目安として200ℓのお湯に対して6滴まで)
・敏感肌の方はお湯に入れずガラスや陶器にエッセンシャルオイルを入れて芳香浴としてお楽しみください。
・肌に合わない場合はエッセンシャルオイル(精油)の使用は中止してください。
・赤ちゃん(乳幼児)には使用しないでください。
参考文献
★ 精油のブレンド学 著・中村あずさアネルズ
★ アロマテラピーの教科書(2008) 著・和田文緒
★ アロマティック・アルケミー(2013) 著・バーグ文子
★ 幸せ呼び込むアロマテラピー事典(2009) 著・色映みほ
★ リフレクソロジーの事典 著・塩瀬静江
★ NARDケモタイプ精油事典(2015)
★ NARDケモタイプ精油事典処方集(2015)
参考サイト
★ アロマテラピールーム http://www.aromatherapy-room.com/
★ アロマオイル効能ガイド http://aroma-guide.net/
★ スキンケア大学 http://www.skincare-univ.com/
★女性の美学 http://josei-bigaku.jp/
★ 香りびと http://kaoribito.com/
会員登録 が必要です