◆「動悸・息切れ」症状のためのアロマレシピ◆
◎アロマレシピ
ネロリ×2滴
ベルガモット×2滴
ラベンダー×2滴
香りの強弱や持続性、作用、皮膚刺激などを考慮して同比率にしました。
◎香りのイメージ
ネロリの繊細なフローラル感と、優しいハーバルフローラルなラベンダー、爽やかな甘さのある柑橘系のベルガモット、どれもがバランスよく芳香し、包み込んでくれるようなリラックスできる香りです。
~使用するエッセンシャルオイル(精油)について~
ネロリ
繊細で優しい女性的なフローラル調の上品な香り。精神的に心地よいリラックス感をもたらし、女性ホルモンに似た働きをしてくれます。自律神経が整うので鼓動のリズムも安定へと促します。ネロールなどの成分が含まれ肌を柔らかくし弾力を蘇らせます。皮膚の細胞に働きかける作用が強いので、新陳代謝を促し、肌を再生してくれます。また、腸を整える働きもあります。
ベルガモット
柑橘系の中でも透明感のある甘く爽やかな香り。ホルモンや自律神経の働きを整え、体液をスムーズに流し、むくみなどを改善させる作用があります。柑橘系らしく親しみのある香りで、気分をリフレッシュ&リラックスしてくれます。柑橘系の中では鎮静作用が高い精油なので、イライラや感情の高ぶりを緩和し、気持ちを穏やかにする作用もあります。
ラベンダー
フローラルな優しさとハーバルの爽やかさを併せ持った香り。神経を鎮静させ、心を穏やかにしてくれます。血行を促進し、体全体と自律神経のバランスをとりながら、心拍のリズムを整えます。また、あらゆる肌トラブルに作用し治癒力を促進してくれます。紫外線を浴びた後なども、皮膚細胞を活性化させ、皮膚を修復してくれる作用があります。
~若いときとは違う心臓のドキドキ~
40歳も半ばを過ぎると、運動やはげしく動いたわけでもないのに、心臓がドキドキしたり、息切れをして苦しくなってしまうことがあります。 また、ストレスが重なったときにも同じような症状が出やすくなる方がいます。 自律神経やホルモンの調整がうまくできなくなり、心臓の鼓動を調節する役割をもつ自律神経が乱れることで、動機や息切れといった状況になってしまうようです。 お風呂×アロマでは、リラックスして自律神経を整えるお手伝いをさせていただきます。 「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」をご存知でしょうか。心身のバランスを整えるホルモン「セロトニン」、じつはお風呂で体を温めるだけでも自然と作られるのです。 湯船に浸かりながら無理矢理でもよいので、「笑顔を作る」ように心がけましょう。「体を温めること」「笑顔をつくること」これが「セロトニン」を増やすポイントです。
◆「のぼせ・ほてり・多汗」症状のためのアロマレシピ◆
◎アロマレシピ
クラリセージ×2滴
ゼラニウム×2滴
イランイラン×2滴
香りの強弱や持続性、作用、皮膚刺激などを考慮して同比率にしました。
◎香りのイメージ
ゼラニウムとイランイランは、どちらもしっかり香る甘い香りです。クラリセージのナチュラルなハーバル感を合わせ、甘すぎない優しく女性らしい香りになりました。
~使用するエッセンシャルオイル(精油)について~
クラリセージ
温かみがあり少しスパイシーさを感じるハーバル調の香り。女性ホルモンのバランスを調整してくれる代表的な精油です。心をほぐしてくれる作用があり、イライラや神経の高ぶりをやわらげてくれます。喜びや幸福感を感じさせてくれます。自律神経を整え、体温調節の機能が高まるようサポートしてくれます。
ゼラニウム
バラに似た甘くしっかりしたフローラル調の香り。自律神経や女性ホルモンのバランスも調整してくれるので、ストレスをためこまないようサポートすることができます。肌を保湿する作用があり皮膚を柔らかくしてくれます。皮脂のバランスもとってくれるのでしわやたるみ予防におすすめです。情緒の安定を促してくれます。女性的な魅力を引き出す香りといわれています。
イランイラン
独特なフローラル感とオリエンタル調が混ざり人を陶酔させるような香り。末梢血管収縮作用によって一時的に血流を遅くし、その後拡張することで血行を促します。自律神経やホルモンのバランスを回復させる作用があります。神経強壮作用と鎮静作用の相乗効果で精神を安定させる作用があります。リラックス作用があり、多幸感をもたらしてくれる精油です。
~ホットフラッシュは意識して防ぎましょう~
更年期の時期は、エストロゲンというホルモンの分泌のバランスが崩れてしまいます。ホルモンと共に自律神経のバランスも崩れやすくなるため、血液環境にも影響を及ぼすことがあります。 全身の体温調整がうまくできなくなり、時間や状況に関係なくからだが熱くなったり、顔がほてったり、のぼせたような状態になります。汗が大量にでてしまい困ってしまうこともあります。これをホットフラッシュと呼びますが、発作のように起こるので意識的に体温調節をする必要があるようです。 ホットフラッシュを防ぐ一つの方法として「汗をかく」があります。 おすすめ入浴法は、汗をかきながら体をしっかり温める「38度から39度のお湯に10分2回浸かる分割半身浴」。 お風呂でしっかり汗をかくために、入浴前にハーブティーを飲むとよいでしょう。古くから「不老長寿の薬草」として親しまれてきたセージティーなどがおすすめです。
アロマ入浴の楽しみ方
アロマ入浴は植物など自然の香りの力を借りたアロマセラピー(自然療法)を取り入れた入浴法です。 お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを直接バスタブの中に落し、よくかき混ぜてください。入浴する直前に入れると、湯けむりと共に香りが室内に広がります。 入浴時間はお好みでどうぞ。
~上級編~
お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを約40gの重曹と混ぜます。 浸かる直前にお湯に溶かしよく混ぜながらお湯に浸かります。 重曹による効果でお湯がしっとりなめらかになります。(重曹成分の入った温泉は「美人の湯」と呼ばれています)
【ご注意】
・お風呂でエッセンシャルオイル(精油)を使う場合、レシピ以上の滴数を使わないようにしてください。お肌への刺激が強すぎることがあります。(目安として200ℓのお湯に対して6滴まで)
・敏感肌の方はお湯に入れずガラスや陶器にエッセンシャルオイルを入れて芳香浴としてお楽しみください。
・肌に合わない場合はエッセンシャルオイル(精油)の使用は中止してください。
・赤ちゃん(乳幼児)には使用しないでください。
参考文献
★ 精油のブレンド学 著・中村あずさアネルズ
★ アロマテラピーの教科書(2008) 著・和田文緒
★ アロマティック・アルケミー(2013) 著・バーグ文子
★ 幸せ呼び込むアロマテラピー事典(2009) 著・色映みほ
★ リフレクソロジーの事典 著・塩瀬静江
★ NARDケモタイプ精油事典(2015)
★ NARDケモタイプ精油事典処方集(2015)
参考サイト
★ アロマテラピールーム http://www.aromatherapy-room.com/
★ アロマオイル効能ガイド http://aroma-guide.net/
★ スキンケア大学 http://www.skincare-univ.com/
★女性の美学 http://josei-bigaku.jp/
★ 香りびと http://kaoribito.com/
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