◆幸福感を感じ、精神の緊張をやわらげるアロマレシピ◆
◎アロマレシピ
スイートオレンジ×3滴
ペパーミント×2滴
フランキンセンス×1滴
スイートオレンジは揮発性が高く、幸福感を感じられるため多めの3、ペパーミントの明晰さを2、フランキンセンスのクリア感を1という比率にしました。
◎香りのイメージ
甘くフルーティなスイートオレンジの香りに、ペパーミントのメントール感と、フランキンセンスのクリアな香りが合わさることで、もやもやした気持ちが晴れやかになり、癒しと幸福を感じながら気持ちの整理ができる香りです。
~使用するエッセンシャルオイル(精油)について~
スイートオレンジ
まるで果実そのままのようなフレッシュでフルーティな香り。考えが堂々めぐりしてしまうときや、ネガティブな思いから抜け出せないなど、落ち込んだ心を一掃してくれる作用があります。いつの間にか気持ちが張り詰めてしまっているときにも、緊張をほぐし、物事を楽観的に捉えられるよう、こころの整理をサポートしてくれます。このオレンジ色の太陽がイメージされる軽やかな香りは、幸福感を与えてくれます。
ペパーミント
清涼感のあるスッキリとした少し甘めメントールの香り。スーッと熱を冷ます作用があり、イライラや焦りなど興奮状態をしずめ、気分を爽快にしてくれます。また、ストレスなどで気持ちが沈んでいるときは、気力をアップさせ元気にしてくれます。また、思考を適度に刺激する香りなので、雑念にとらわれにくくもなります。頭脳が明晰になることで、直観力が冴え集中力が増し、状況を客観的にみられるようになります。
フランキンセンス
スーッと頭と心が開かれるようなクリアで神聖な感じのする香り。古くから神聖な儀式や瞑想などで使われていただけあり、精神面では、不安やストレスを解き放ち、心に落ち着きを与えてくれます。日常の慌ただしさやめまぐるしい思考に消耗してしまった心を平穏に戻してくれます。森林浴作用によってリラックスでき、呼吸を深くし、免疫力も高めてくれます。直観も働きやすくなり自然に心の整理ができます。
◆思考をすっきりさせ、精神的疲労を癒すレシピ◆
おすすめのアロマはローズマリー、グレープフルーツ、サンダルウッドです。
◎アロマレシピ
ローズマリー×3滴
グレープフルーツ×2滴
サンダルウッド×1滴
香りと成分作用のバランスを考慮しローズマリーを3、グレープフルーツを2、サンダルウッドは香りの持続性があるので1という比率にしました。
◎香りのイメージ
ローズマリーのスッキリとしたシャープさをベースに、グレープフルーツの軽やかなフルーティさとサンダルウッドの落ち着いた香りの深さが融合した奥行きのある香りです。幸福を感じながらも地に足を付けた考えが浮かぶような香りです。
~使用するエッセンシャルオイル(精油)について~
それぞれの働きをご紹介します。
ローズマリー
頭がクリアになるようなスッキリとしたシャープなハーバル調の香り。頭脳を明晰にする作用があるので集中力や記憶力を高めてくれます。精神的な疲労を一掃し心を元気にしてくれます。優柔不断で動けなくなっているとき自分の中心に軸を持つことをサポートし、感性が研ぎ澄まされ、最適な決断ができるよう促してくれます。
グレープフルーツ
果実そのものの爽やかでフルーティな香り。ストレスと深く関係しているといわれる腸を整える作用があり、解消しきれないストレスを緩和してくれます。現実ともっと気楽に向き合い、まずはありのままの現況を受け入れることをサポートしてくれます。思い通りに事が進んでいなくても、失望感や自己嫌悪に陥ることのないよう心を緩めてくれます。ほんのり甘く爽やかでフレッシュな香りが喜びや幸福感をもたらします。
サンダルウッド
落ち着いた深みのあるオリエンタルウッディな香り。その香りは、神経の緊張やストレスをやわらげ、心底安らぎを感じられるようサポートしてくれます。物事への執着を解き放ち、大切なことを整理できるよう促してくれます。血液を浄化する作用があり、体と心の調子を整えてくれます。とても落ち着いた香りで呼吸器系にいい精油でもあります。
~気持ちを変える入浴法~
気持ちをすっきり切り替えたいときは、交感神経を高めると良いでしょう。 42℃の熱めのお湯に5分ほど浸かると交感神経が高まり(湯上りに熱めのシャワーを浴びるだけでも効果があります)、そこへアロマをプラスするとより効果的です。
アロマの香りはダイレクトに脳を刺激するので、無意識的に気持ちのスイッチを切り替えできる優れもの。 お風呂で湯けむりと共に広がる芳香成分を十分に感じながら、ゆっくりこころと向き合ことで、たまったモヤモヤを洗い流しましょう。
アロマ入浴の楽しみ方
アロマ入浴は植物など自然の香りの力を借りたアロマセラピー(自然療法)を取り入れた入浴法です。 お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを直接バスタブの中に落し、よくかき混ぜてください。入浴する直前に入れると、湯けむりと共に香りが室内に広がります。 入浴時間はお好みでどうぞ。
~上級編~
お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを約40gの重曹と混ぜます。 浸かる直前にお湯に溶かしよく混ぜながらお湯に浸かります。 重曹による効果でお湯がしっとりなめらかになります。(重曹成分の入った温泉は「美人の湯」と呼ばれています)
【ご注意】
・お風呂でエッセンシャルオイル(精油)を使う場合、レシピ以上の滴数を使わないようにしてください。お肌への刺激が強すぎることがあります。(目安として200ℓのお湯に対して6滴まで)
・敏感肌の方はお湯に入れずガラスや陶器にエッセンシャルオイルを入れて芳香浴としてお楽しみください。
・肌に合わない場合はエッセンシャルオイル(精油)の使用は中止してください。
・赤ちゃん(乳幼児)には使用しないでください。
参考文献
★ 精油のブレンド学 著・中村あずさアネルズ
★ アロマテラピーの教科書(2008) 著・和田文緒
★ アロマティック・アルケミー(2013) 著・バーグ文子
★ 幸せ呼び込むアロマテラピー事典(2009) 著・色映みほ
★ リフレクソロジーの事典 著・塩瀬静江
★ NARDケモタイプ精油事典(2015)
★ NARDケモタイプ精油事典処方集(2015)
参考サイト
★ アロマテラピールーム http://www.aromatherapy-room.com/
★ アロマオイル効能ガイド http://aroma-guide.net/
★ スキンケア大学 http://www.skincare-univ.com/
★女性の美学 http://josei-bigaku.jp/
★ 香りびと http://kaoribito.com/
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