◆頭皮を整え髪をすこやかにするアロマレシピ ◆
◎アロマレシピ
カモマイルローマン×3滴
クラリセージ×2滴
イランイラン×1滴
成分作用の内容を考慮し、カモマイルローマンを3、クラリセージを2、香りが強めのイランイランを1という比率にし、香りのバランスをとりました。
◎香りのイメージ
リンゴのような甘ずっぱいハーバル調のカモマイルローマンをベースに、温かみを含んだ少しスパイシーな懐かしい香りのクラリセージ、女性らしい濃厚なフローラルのイランイランを合わせどの香りもほどよく主張する調和の香りになりました。幸福感を感じられる香りです。
~使用するエッセンシャルオイル(精油)について~
【カモマイルローマン】
リンゴに似たほのかに甘酸っぱい気分が落ち着くハーバル調の香り。皮脂のバランスを整える作用があるので、頭皮を保湿し乾燥を防いでくれます。また、かゆみも防いでくれます。中枢神経を鎮静させてくれる作用があるので、精神的なストレスをやわらげ安眠へ導いてくれます。頭皮にトラブルなどがある場合も抗炎症作用によって緩和改善が期待できます。
【クラリセージ】
温かみがあり少しスパイシーさを感じるハーバル調の香り。女性ホルモンのバランスを調整してくれる代表的な精油です。毛根を活性させ髪の成長を促してくれる作用があます。また、皮脂バランスを調節してくれる作用もあるので、脂っぽい頭皮の方や、フケでお悩みの方のヘアケアにおすすめです。心をほぐしてくれる作用があり、イライラや神経の高ぶりをやわらげてくれます。喜びや幸福感を感じさせてくれる香りです。
【イランイラン】
独特なフローラル感とオリエンタル調が混ざり人を陶酔させるような香り。末梢血管収縮作用によって一時的に血流を遅くし、その後拡張することで血行を促します。毛根の機能を高め髪の成長を促進します。自律神経やホルモンのバランスを回復させる作用があります。神経強壮作用と鎮静作用の相乗効果で精神を安定させる作用があります。リラックス作用があり、多幸感をもたらしてくれる精油です。
◆頭皮をすっきりさせてフケ予防できるアロマレシピ ◆
◎アロマレシピ
ローズマリー×2滴
ラベンダー×3滴
サンダルウッド×1滴
サンダルウッドは、香りの持続性があるので1、香りと成分作用のバランスを考慮しラベンダー3、ローズマリーを2という比率にしました。
◎香りのイメージ
ローズマリーのクリアなシャープさとサンダルウッドの深みある落ち着いたオリエンタルな香りをラベンダーの優しいフローラル感が全体を包み、思わず深呼吸したくなるような絶妙なハーモニーを奏でる香りです。
~使用するエッセンシャルオイル(精油)について~
【ローズマリー】
頭がすっきりするようなシャープなハーバル調の香り。ローズマリーの清涼感ある香りは頭を明晰にさせ精神的な疲労をリフレッシュしてやわらげてくれます。収れん作用によって頭皮を引き締め、皮膚組織を活性化してくれるので、頭皮を強く健やかにしてくれます。また、免疫力を高める作用があります。ストレスを爽やかに解消し心身のバランスを整えてくれます。
【ラベンダー】
フローラルな優しさとハーバルの爽やかさを併せ持った香り。あらゆる肌トラブルに作用し治癒力を促進してくれます。抗菌作用があり 、皮脂分泌を正常に整えてくれます。また、皮膚細胞を活性化させ修復してくれる作用がありますので健康な毛根へと導いてくれます。頭皮を適度に保湿してくれます。神経を鎮静させ、心を穏やかにしてくれます。血行促進し体全体と自律神経のバランスをとってくれます。
【サンダルウッド】
白檀の香りとも言われ、落ち着いた深みのあるオリエンタルウッディな香り。組織の再生や皮膚を柔らかくする作用があり、頭皮の保湿もしてくれます。また、抗菌作用によって皮膚を清潔に保ちフケを予防してくれます。血液を浄化する作用があり体と心の調子も整えてくれます。とても落ち着いた香りで呼吸器系にいい精油でもあります。
~ アロマで髪をケアする方法 ~
上記のレシピを浴槽に垂らした後、ヘアケア用に洗面器に分けておきます。シャンプー、リンス(コンディショナー)の後、ダメージのある毛先などにもみこんでから乾かします。ドライヤーの熱から髪を守り、保湿作用が働き、髪がしっとりします。
特に乾燥が気になる方や、カラーやパーマで傷んでいる方には、アルガンオイルやホホバオイルなどのキャリアオイル数滴に、ヘアケアで選んだ精油を1滴、2滴まぜたものをつけるのもの効果的です。 注意:頭皮が脂性の方や、やわらかすぎてボリュームを出したい方には不向きです。 頭皮にダメージがある方や敏感肌の方は、パッチテストを行うことをおすすめいたします。
アロマ入浴の楽しみ方
アロマ入浴は植物など自然の香りの力を借りたアロマセラピー(自然療法)を取り入れた入浴法です。 お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを直接バスタブの中に落し、よくかき混ぜてください。入浴する直前に入れると、湯けむりと共に香りが室内に広がります。 入浴時間はお好みでどうぞ。
~上級編~
お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを約40gの重曹と混ぜます。 浸かる直前にお湯に溶かしよく混ぜながらお湯に浸かります。 重曹による効果でお湯がしっとりなめらかになります。(重曹成分の入った温泉は「美人の湯」と呼ばれています)
【ご注意】
・お風呂でエッセンシャルオイル(精油)を使う場合、レシピ以上の滴数を使わないようにしてください。お肌への刺激が強すぎることがあります。(目安として200ℓのお湯に対して6滴まで)
・敏感肌の方はお湯に入れずガラスや陶器にエッセンシャルオイルを入れて芳香浴としてお楽しみください。
・肌に合わない場合はエッセンシャルオイル(精油)の使用は中止してください。
・赤ちゃん(乳幼児)には使用しないでください。
参考文献
★ 精油のブレンド学 著・中村あずさアネルズ
★ アロマテラピーの教科書(2008) 著・和田文緒
★ アロマティック・アルケミー(2013) 著・バーグ文子
★ 幸せ呼び込むアロマテラピー事典(2009) 著・色映みほ
★ リフレクソロジーの事典 著・塩瀬静江
★ NARDケモタイプ精油事典(2015)
★ NARDケモタイプ精油事典処方集(2015)
参考サイト
★ アロマテラピールーム http://www.aromatherapy-room.com/
★ アロマオイル効能ガイド http://aroma-guide.net/
★ スキンケア大学 http://www.skincare-univ.com/
★女性の美学 http://josei-bigaku.jp/
★ 香りびと http://kaoribito.com/
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