アロマ浴とは、植物など自然の香りの力を用いたアロマセラピー(自然療法)を取り入れた入浴法で、次の特長があります。
1.湯けむりと共に芳香成分を体内に取り入れることで高いアロマセラピー効果が期待できる。
2.閉じられたお風呂の空間では、効率的に芳香成分を取り入れることができる。
3.温泉や銭湯などの共同施設では体感できない自分に合わせたバスタイムが体感できる。
まずは、ストレス解消を助けるアロマ浴からご紹介します。
♪ストレス解消を助けるアロマ浴♪
◎アロマレシピ
ベルガモット ×2滴
ジャスミン ×2滴
マージョラム ×2滴
ベルガモットとジャスミンのリラックス作用と幸福感を味わえる感覚、マージョラムの落ち着いたリラックス感、香りのバランスから同比率としています。
ジャスミンの華やかさをベースに、マージョラムの落ち着きとベルガモットの甘すぎない柑橘の香りが混ざり合い絶妙なハーモニーとなります。
◎使用するエッセンシャルオイル(精油)について
<ベルガモット>
オレンジに似た甘すぎない柑橘の香りです。心が沈んでいる時や情緒不安定な時に心を解放し、穏やかでバランスのとれた状態に戻す働きが期待できます。
<ジャスミン>
「香りの王様」と呼ばれるジャスミンは、濃厚なフローラルの甘い香りがします。気持ちをリラックスさせて緊張や不安を取り除く働きが期待できます。
<マージョラム>
少し苦みのあるスパイシーな香りです。精神疲労の緩和や自律神経のバランスをとって心に喜びを与え、慰めてくれる働きが期待できます。
なかなか思うようにストレスの発散ができない方でも、リラックスできて幸福感と安心感をもたらすようなブレンドにしました。ストレスが和らぐと、自然に気持ちも明るくなり活力も湧いてきます。
次に、肉体疲労の解消を助けるアロマ浴をご紹介します。
♪肉体疲労の解消を助けるアロマ浴♪
◎アロマレシピ
ペパーミント ×1滴
ラベンダー ×3滴
サイプレス ×2滴
体のリラックス重視ということで、ペパーミントとサイプレスで血液やリンパの流れを促すアロマをチョイスしました。皮膚刺激が少し強いこともあり、ラベンダーをベースにサイプレスとペパーミントをこの比率でブレンドしています。
ラベンダーのハーバル&フローラル調のリラックスできる香りをベースにサイプレスのウッディさとペパーミントの爽快さがスパイスとなって、呼吸が楽になるような心地の良い香りです。
◎使用するエッセンシャルオイル(精油)について
<ペパーミント>
気分爽快で清涼感のあるメントール系の香りです。静脈やリンパの流れを促進して老廃物を排出してくれます。精神を鎮静させる働きが期待できますよ。
<ラベンダー>
爽やかなハーバル調とソフトなフローラル調を融合したほのかに甘い香り。緊張をときほぐし、心・体・感情・精神すべてのバランスをとる働きが期待できます。
<サイプレス>
ウッディ系のクリアな香りです。静脈とリンパの流れを促す働きや呼吸を深くして感情を落ち着かせる働きが期待できます。
とにかく体が疲れてしまっているときは、心身は緊張しています。その緊張感により老廃物を排出しにくくなり、悪循環に陥っていることもありますので、身体を温め血流を促進してあげましょう。
生活リズムが変わると無意識のうちにストレスを溜めこんでしまうことがあります。すると、呼吸が浅くなって心も体もかたくなりがちです。
アロマ浴の楽しみ方
アロマ浴は植物など自然の香りの力をかりたアロマセラピー(自然療法)を取り入れた入浴法です。お風呂にアロマセラピーを取り入れることで無限に広がるバスタイムを体感いただけます。
[基本]
お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを直接レシピバスタブの中に落とし、よくかき混ぜてからお湯に浸かる。
[応用]
お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを約40gの重曹と混ぜます。浸かる直前にお湯に溶かしよく混ぜながらお湯に浸かります。重曹による効果でお湯がしっとりなめらかになります。(重曹成分の入った温泉は「美人の湯」と呼ばれています)
【ご注意ください】
・お風呂でエッセンシャルオイル(精油)を使う場合、レシピ以上の滴数を使わないようにしてください。お肌への刺激が強すぎることがあります。
・敏感肌の方はお湯に入れずに芳香浴としてお楽しみください。
・肌に合わない場合はエッセンシャルオイル(精油)の使用は中止してください。
・赤ちゃん(乳幼児)には使用しないでください。
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