最近、有名なタレントさんも実践している体を洗わない入浴法が話題になっていますが、私は「洗う」ことは必要と考えています。
たしかにお湯に浸かり発汗することで毛穴の汚れや体の表面の汚れを落とすことは可能ですが、洗うことで適度に余分な皮脂は落とした方が肌に良いと考えています。他にも、洗うことでの「リフレッシュ感」や「サッパリ感」はやはりお風呂ならではの心地よさであり、これらはお風呂を楽しむ重要な要素でもあります。
あまりに肌が乾燥している時や炎症などで肌に痛みがあるときは洗わない方が良いかもしれませんが、肌が健康な状態のときは、洗っても良いのではないでしょうか。
■お肌が喜ぶ!『ふわふわ泡』の作り方
はじめにこちらをご用意ください。
・無添加のせっけん
・洗面器
・泡立てネット
・お湯200ccくらい
1.洗面器にお湯200ccくらいを入れて泡立てネットに十分含ませます。
※濃厚なクリーム状にしたい方はお湯の量を減らすか、使用する石鹸の量を増やしてください。
2.無添加せっけんを泡立てネットにこすりつけ、クシュクシュと泡立てます。 途中、洗面器のお湯に泡立てネットを浸けて水分を足しながらクシュクシュと泡立てるのを繰り返しましょう。
あっと言う間に洗面器いっぱいのメレンゲのような泡の完成です。
泡が出来上がったら、手や天然海綿、綿素材のボディタオルなどでやさしく体を洗ってください。
さて、『ふわふわ泡』の作り方をご紹介したところで、乾燥肌の方におすすめの入浴法とアロマ浴レシピをご紹介します。 入浴法のポイントは3つです。
■乾燥肌の方におすすめの入浴法
1.お湯の温度は38℃で
38℃くらいのぬるめのお湯に浸かると、肌への刺激を抑えられます。熱いお湯に浸かると肌を乾燥させてしまうので注意が必要です。入浴の際は、肩まで浸かることを心掛けましょう。
2、長湯はしない
長湯は美肌維持に重要な表皮ブドウ球菌を流してしまうため、入浴時間は20分以内を目安にしてください。
3、浴室内で身体の水分をタオルで拭き取る
身体に付いた水が乾くときに肌の水分まで奪ってしまうため、湿度の高い浴室内で身体の水分を拭き取るようにしましょう。特に乾燥が気になるときは、体をタオルでふいたら浴室の中で保湿クリームを塗ってからでましょう。
■乾燥肌に効くアロマ浴レシピ
左:パルマローザ 中:ゼラニウム 右:イランイラン
乾燥肌対策に効果的なエッセンシャルオイル(精油)を使ったアロマ浴のレシピです。
・ゼラニウム×2滴
・パルマローザ×2滴
・イランイラン×2滴
ゼラニウムの甘くフローラル調の香り、パルマローザの甘く爽やかな、それでいて落ち着きのある香り、イランイランの甘く陶酔させるような香り、美肌ケアにふさわしい代表的なお花達を混ぜ合わせた香りです。どの精油も美肌ケアとして優れた作用を持ち合わせています。香りのバランスからみても同比率でいいかと思います。
◎今回使用するエッセンシャルオイル(精油)について
〈ゼラニウム〉
強めの甘いフローラルな香り。皮脂バランスを調整する働きがあります。シミやしわの予防や、肌の若返りなどおスキンケアに向いている精油です。また、血行を促進し顔色を良くしてくれます。
〈パルマローザ〉
ローズのようなフローラルとハーバルが混ざり合った甘く爽やかな香り。皮膚の細胞を活性化させる作用があり、肌のハリや潤いなどを回復させてくれます。
〈イランイラン〉
フローラルな甘さの中にエキゾチックさを混ぜたようなオリエンタルな香り。皮脂の分泌を整えてくれます。ホルモンのバランスも整え神経をリラックスさせてくれます。
今回は、乾燥肌に良い「ふわふわ泡」の作り方と効果的な入浴法についてご紹介しました。この季節もまだ肌が乾燥しがちです。お風呂で全身のケアをし、健康な肌を守りましょう。
会員登録 が必要です