■お風呂が気持ちいい理由1
“温熱作用”~毎日体をフレッシュに〜
お風呂に浸かると温熱作用によって血流が良くなるため、体の隅々に酸素と栄養が行き渡って老廃物や疲労物質が除去されます。 これにより、コリがほぐれて疲労回復につながるといわれています。
※この他に温熱作用には痛みを軽減したり柔軟性を高める効果も期待できます。
1日の活動を終え、疲れた体の隅々には老廃物がたっぷり。夜はお風呂にゆったりと浸かって1日の疲れをスッキリと癒せば、フレッシュな体で翌朝を迎えられます。
■お風呂が気持ち良い理由2
“静水圧の作用”~むくみ解消ですっきり~
お風呂に浸かると思わず出てしまう「ふうううう」という声。これは体にかかる静水圧により肺が圧迫されるために出てくるものとも言われています。全身浴の場合、腹囲で3~5cm、胸囲で1~2cmも縮みます。
静水圧作用は、下半身に溜まっていた血液やリンパを心臓に戻し、むくみの解消にもつながります。普段から足がダルくて寝つきが悪いという方は、お風呂にゆっくり浸かってむくみを解消し、気持ちの良い眠りについてくださいね。ただし、静水圧作用は心肺にも負担がかかります。心臓に不安を抱える方は全身浴ではなく、半身浴がおすすめです。
■お風呂が気持ち良い理由3
“浮力の作用”~重力からの解放〜
お風呂に首まで浸かると体重は約10分の1に。一日中、体を支えていた関節や筋肉が重力から解放されるため、足腰を休ませることができます。ふわふわ浮いた感覚はストレス解消効果を感じる人も少なくありません。
■お風呂が気持ち良い理由4
“清浄作用”~肌を清潔に、美容にも重要~
お風呂には清浄作用があります。お風呂に浸かると毛穴が開き、毛穴や皮膚の汚れが落ちやすくなります。身体を洗うときは、無理に角質をはがしてしまわないように、石鹸を泡立てて皮膚をやさしくなでる程度でOKです。これで肌を清潔にすることができ、気持ちの良さを感じることになります。
ここで注意したいのがお風呂の温度です。せっかく気持ち良いはずのお風呂も、お湯の温度設定を間違えるとリラックス効果が期待できなくなってしまいます。体温に近いぬるめのお湯は刺激が少なく体をリラックスした状態にしてくれます。
こんなに気持ちの良いお風呂、最近はいろんな過ごし方を楽しんでいる方が増えているようです。お風呂でテレビや映画を観たり、本を読んだり、音楽を聴いた入り、ゲームやSNSをしたり、もちろんアロマを楽しんだり。
”体を洗う場”だけではなく、”趣味趣向などの目的に合わせて過ごす暮らしの空間”として、リビングさながらに過ごしています。まさに「バスリビング」です。「バスリビング」は、「健康(ヘルス)」・「美容(ビューティー)」・「癒やし(リラクゼーション)」・「元気(リフレッシュ)」・「絆(コミュニケーション)」に良い影響を与え、豊かな暮らしに役立つものと私は信じています。
バスリビング。。。それは無理があるでしょう。なんて思ってませんか?
今は、キッチン・ダイニング・リビングが1つの空間として当たり前にありますが、ほんの65年前の1951年に建設省が「公営住宅標準設計」において台所を食事室と兼用するまでは、それぞれ別の空間だったのです。65年後には「バスリビング」が当たり前になっているかもしれませんよ。
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