■睡眠の質を上げる入浴方法
【入浴前の準備】
お部屋の灯りを少し落としてリラックスするようにしましょう。テレビやゲームなど興奮するものは控えてください。テレビを視る場合は、興奮する映像は避け自然風景など落ち着く映像にしてください。
入浴した後に体が冷えていく過程で眠くなるため、就寝開始予定時間の1~2時間前に入浴するようにしましょう。
それから、お風呂で汗をかくことも重要ですので、そのためにも入浴前の水分補給も忘れずに!
【入浴中に心がけること】
先ず、湯船に浸かる前に体を洗ってください。毛穴がきれいになって発汗しやすくなります。次に副交感神経を優位(リラックス)することに心がけましょう。
こんな方法がオススメです。
◎お湯の温度は39℃くらいのぬるめがオススメ
熱すぎると、血管が委縮し逆に交感神経が優位になってしまいます。ぬるめのお湯に肩まで浸かりしっかり温めてください。 その後、20分ほど半身浴すると良いです。
◎浴室内を暗くしてキャンドルを灯す
キャンドルの灯りには副交感神経を高める効果があるといわれています。
◎ソルフェジオ周波数(528Hz)の音楽を聴く
ソルフェジオ周波数の音楽には欧米などではヒーリング(癒し)に利用されています。お風呂に入りながら聞くと、リラックス効果が期待できます。
◎何も考えず半身浴
勉強や仕事のことなど、いろいろ考えはじめたらリラックスできませんよね。
◎ラベンダーなど鎮静作用のある香りを嗅ぐ
入浴時にエッセンシャルオイルをお風呂に入れることで、自立神経のバランスを整えリラッスクすることで睡眠の質を高める働きが期待できます。そのレシピは後ほどご紹介します。
【入浴後に】
睡眠の質を高めるには、お風呂を出た後の行動も重要です。ここで身体を冷やさないようにしてください。入浴後は浴室内で体をふいてください。濡れたまま出ると急に体が冷やされ、気持ちも覚めてしまいます。
脱衣所にでたら、すぐにバスローブを羽織り、汗が落ち着いたら寝間着に着がえます。バスローブは入浴後の汗を吸収してくれるので、湯冷めの防止に役立ちます。
バスローブが無い場合は、寝間着を着てバスタオルなどを肩から羽織り、こまめに汗をふき取りましょう。足を冷やさないようにするためにバスマットを敷いたり、ルームシューズを履きましょう。
汗がひいたら着替えて就寝しましょう。身体が温まった状態から徐々に体温が下がっていき、眠りに就けます。
もちろん、テレビや携帯は見ないようにしてくださいね。
■睡眠の質を上げるエッセンシャルオイルの選び方
睡眠の質を上げるには、以下のエッセンシャルオイル(精油)を組み合わせるのがオススメです!
・ネロリ×3滴
・イランイラン×1滴
・ラベンダー×2滴
優しげで繊細なネロリの香りとハーバル調のラベンダーを合わせ、オリエンタル調が強めのイランイランを少量ブレンドすることで、リラックスと幸福感がもたらされ、いい眠りへと誘います。
~使用しているエッセンシャルオイル(精油)について~
<ネロリ>
香り:甘さと繊細さのあるフローラルとシトラスが溶け合ったような香りです。
効果:鎮静作用が高く、イライラなどの興奮状態を落ち着かせる働きがあります。また、幸福感をもたらす働きも期待できます。
<イランイラン>
香り:ジャスミンを思わせる強めのフローラルな香りです。
効果:リラックスの作用があり、緊張や不安を取り除く働きが期待できます。また、多幸感や優しい気持ちをもたらす働きも期待できます。
<ラベンダー>
香り:爽やかで甘みのあるハーバル調の香りです。
効果:副交感神経を活性化して自律神経のバランスを整えるため、寝つきがよくなる働きが期待できます。
いかがでしたか。
今回ご紹介したように、良質な睡眠をとる上で、お風呂は欠かせないものです。寝ても疲れが取れないと感じている方は、「睡眠の質を上げる入浴方法」と「睡眠の質を上げるエッセンシャルオイル」を取り入れてみてはいかがでしょうか。入浴方法を工夫するだけで、きっと今よりもいい睡眠をとることができますよ。ぜひお試しください。
アロマ浴の基礎知識
アロマ浴は植物など自然の香りの力をかりたアロマセラピー(自然療法)を取り入れた入浴法です。お風呂にアロマセラピーを取り入れることで無限に広がるバスタイムを体感いただけます。
【アロマ浴のメリット】
・その時の気分・体調・目的などに合わせることができる。
・湯けむりと共に芳香成分を体内に取り入れることで高いアロマセラピー効果が期待できる。
・閉じられた空間で効率的に芳香成分を取り入れることができる。
・温泉や銭湯などの共同施設では体感できない自分に合わせたバスタイムが体感できる。
【楽しみ方もいろいろ】
[基本]
お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを直接レシピバスタブの中に落とし、よくかき混ぜてからお湯に浸かる。
[応用]
お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを約40gの重曹と混ぜます。浸かる直前にお湯に溶かしよく混ぜながらお湯に浸かります。重曹による効果でお湯がしっとりなめらかになります。(重曹成分の入った温泉は「美人の湯」と呼ばれています)
【ご注意ください】
・お風呂でエッセンシャルオイル(精油)を使う場合、レシピ以上の滴数を使わないようにしてください。お肌への刺激が強すぎることがあります。
・敏感肌の方はお湯に入れずに芳香浴としてお楽しみください。
・肌に合わない場合はエッセンシャルオイル(精油)の使用は中止してください。
・赤ちゃん(乳幼児)には使用しないでください。
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