今回は、そんな入浴による目の疲れの解消方法をご紹介いたします。
毎日を忙しく過ごしている方は、目に疲れを感じている方も多いのではないでしょうか。
繰り返しピントを合わせるような細かい作業が続くと焦点を調整する筋肉が酷使され、その機能が低下することがあります。 すると、目の不快感によって肩こりや首筋の張りを生じるケースがあるといわれています。
目の疲れは、その日のうちに解消しましょう!!
先ずは、『オススメ入浴法』です。
1、全身浴
少しぬるめ(約40℃)のお湯に肩までつかる全身浴は、血行が良くなり筋肉の緊張を和らげてくれます。時間は10分を目安にしてください。温かいタオルで目元を温めながら肩までつかり、目玉を上下左右に動かす運動を行うとより効果的です。
2、マッサージ浴
お風呂で十分に体を温めながら目の疲れをとるツボの周辺を軽くマッサージしてください。
マッサージの場所は、次の4つです。
〇さん竹(さんちく)・・・・・・・眉頭の部分
〇瞳子りょう(どうしりょう)・・・目じりの横の部分
〇睛明(せいめい)・・・・・・・・目頭のくぼみの部分
〇四白(しはく)・・・・・・・・・下まぶたの指一本分くらい下のあたりです。
さん竹(さんちく)は、手のひらで顔を覆うような形をつくり眉頭にあるくぼみの部分を両手の中指でリズムをつけて押し上げるようにマッサージします。少しうつむき加減で行うと、お風呂でも押しやすくなります。
瞳子りょう(どうしりょう)は、目じりの横を中指で押さえ指をすべらせるようにマッサージします。この時に眼球を傷つけないように注意してください。
睛明(せいめい)は目頭の少し上にありますので、手の平で顔を覆うような形をつくり両手の人差し指で鼻を挟むようにマッサージします。
四白(しはく)は、中指で軽く押さえながら小さな円を描くようにクルクルとマッサージすると効果的です。
次に、『アロマ浴のレシピ』をご紹介いたします。
・ユーカリ(血行促進)×2滴
・ジュニパー(デトックス・自律神経調整)×2滴
・ゆず(血行促進・保温)×3滴
ユーカリとジュニパーのシャープな香りに心なごむ柔らかな柑橘系のゆずをプラスすることで、落ち着いた中にも親しみのある香りになります。ユーカリとジュニパーの香りは少し強めなので各2滴、ゆずは揮発性の高い軽やかな香りなので3滴でバランスがとれると思います。
◎使用しているエッセンシャルオイル(精油)について
<ユーカリ>
香り:スーッと鼻が通るようなシャープな独特のハーバル調。
効果:主に呼吸器系に良いとされている精油ですが、うっ血除去作用があり血行を促進します。
<ジュニパー>
香り:ウッディ調の香りにスモーキーな甘さが加わったような香り。
効果:心身の浄化に使われることが多い精油です。静脈やリンパを刺激し、老廃物の排出を促します。体の痛みを緩和する作用もあります。(分娩促進作用があるため妊娠中は控えて下さい)
<ゆず>
香り:なじみのある爽やかな香気あふれるシトラス調。
効果:血管を拡張し血流を促すため、体を温める作用があります。(少し皮膚刺激があるため敏感肌の方は注意が必要です)
目の疲れが気になるという方は是非お試しください。
アロマ浴の基礎知識
アロマ浴は植物など自然の香りの力をかりたアロマセラピー(自然療法)を取り入れた入浴法です。お風呂にアロマセラピーを取り入れることで無限に広がるバスタイムを体感いただけます。
【アロマ浴のメリット】
・その時の気分・体調・目的などに合わせることができる。
・湯けむりと共に芳香成分を体内に取り入れることで高いアロマセラピー効果が期待できる。
・閉じられた空間で効率的に芳香成分を取り入れることができる。
・温泉や銭湯などの共同施設では体感できない自分に合わせたバスタイムが体感できる。
【楽しみ方もいろいろ】
[基本]
お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを直接レシピバスタブの中に落とし、よくかき混ぜてからお湯に浸かる。
[応用]
お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを約40gの重曹と混ぜます。浸かる直前にお湯に溶かしよく混ぜながらお湯に浸かります。重曹による効果でお湯がしっとりなめらかになります。(重曹成分の入った温泉は「美人の湯」と呼ばれています)
【ご注意ください】
・お風呂でエッセンシャルオイル(精油)を使う場合、レシピ以上の滴数を使わないようにしてください。お肌への刺激が強すぎることがあります。
・敏感肌の方はお湯に入れずに芳香浴としてお楽しみください。
・肌に合わない場合はエッセンシャルオイル(精油)の使用は中止してください。
・赤ちゃん(乳幼児)には使用しないでください。
会員登録 が必要です